自宅、工房製作記

Home and workshop architectural record.

 

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 ニセコ山麓に建設中の工房、自宅の製作記です。

2002年、原野の開墾から始まった工事は今も進行中です。

 ほとんどの工事を(業者に頼んだのは上下水道工事くらい)1人で行っているため、ある時は土木作業員、ある時は設計士、大工 電気屋、建具屋と、なかなか捗りませんが、れも楽しみのひとつ。家は建築業者に頼むものだと思っていませんか?セルフビルドならば、日曜大工を楽しめて、安上がり!!

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2002年5月

 ひょんなことからニセコアンヌプリ山麓に土地(原野)を入手、私道用の土地も測量されてはいたが,道路もなく全て原野であった。

 当時は2m近い根曲がり竹が生い茂っていて、数回に分けて刈払機で刈り取った。



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2002年10月

残す木以外を自らチェーンソーで伐採、(国定公園では許可なく伐採するのは違法であるが、私はそんなことは知らずに勝手にやってしまった)

そしてユンボで整地したので宅地らしくなった。

と同時にユンボの廃土板で押しただけだが道路らしきものが出来、車が入れるようになった。



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2003年12月

1棟目の工事開始。

倉庫として使う予定の建物の束を埋めただけの簡単な基礎。

この年は雪が遅く、12月というのにまだ雪がない。



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2004年9月 建前

仕事が暇な冬場に刻んでおいた材料の建前の日がやってきました。

小さな建物だが1人でやっていると建前に2日も要してしまった。

車は、懐かしの2ストJimny。



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2004年9月

足場なしで棟木まで組み上がった。

バックはニセコアンヌプリ。



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2004年10月

たる木を打って野路板を張り終えたところ。



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2004年10月

内部の様子、奥の部分は4坪ほどのロフトになる。



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2004年11月

11月30日、ニセコ山麓はうっすら雪化粧。

屋根はブルーシートで覆った状態で春まで待つ。



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2005年2月

まだ2月、ニセコの雪は半端な量じゃない、すでに2mちかく、三角屋根の小屋状態。



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2005年8月

5月に屋根のトタンを張り

間柱、筋交いを入れサッシを取り付けていく。

扉は木製(これも製作)



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2005年9月

サッシ(北国ではペアーガラスが普通)を入れ終え、白いシートは防水透湿シート、デュポンのタイベックが有名だがこれは三菱樹脂製。



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2005年9月

外壁は道産杉板、下見張り。



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2005年10月

壁を張り終え、塗装はオスモのワンコートオンリーで仕上げ。



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2005年10月

外部がほぼ完成し、まだ電気、水道は来てないが、親しい仲間が集まって一杯。

まさしく山小屋である。



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2005年12月

息子2人が除雪の手伝いにやってきた。



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2007年7月

設備屋さんに頼んで上水道と下水、浄化槽の工事、

電気工事は私の得意分野、もちろん私がやります。



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2007年10月

2棟目の工事開始。

1棟目の倉庫はまだ未完成だが、自宅、工房の基礎工事を始めた。

今度はしっかりした布基礎になる。

根切り、割栗石、採石、ベースの捨てコンクリートを打ったところ。



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2008年5月

ほぼ完成した倉庫は

WEST HORSE Caféとして5月から10月の金曜、土曜日オープン

私の工房木製品の展示販売をしています。

奥のバイクは私の愛車の1台、CB72。



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2008年7月

布基礎は幅150高さ450、ベースコンクリートの上に型枠を組んで、鉄筋を立て、生コンクリートを打つ。



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2008年9月

生コンクリートは、その都度コンクリートミキサーカーに依頼。



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2008年9月

布基礎の上に厚さ150のブロックを約2mまで積み上げていく。



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2008年10月

10段、約2m、ブロック500枚近くを積み終えた。



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2009年5月

昨年ブロックは積み終え、再び作業再開、いちばん上の部分に生コンクリートを打つための型枠。



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2009年6月

土間(スラブ)は防湿用のビニールシートの上に採石を敷き、プレートランマーで圧縮、そして少し浮かしてワイヤーメッシュを敷き詰め、生コンクリートを打つ。



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2009年7月

いくらなんでも2m以上の所まで生コンを上げることは出来ないので、今度ばかりはポンプ車のお世話になることにしました。

 



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2009年7月

7月11日、17日の2日間、私を入れ4人で建前。



2009年8月

建前を無事終え、また1人での作業、たる木を取り付け、野地板を張っているところ。



2009年9月

野地板をすべて張り終え、波風板、鼻かくしを取り付けていく。


2009年10月

野地板に桟を打ち付け、外断熱のスタイロフォーム、アスファルトルーフィング、そして波トタンを張っていく。


2009年10月

棟のトタンを被せ、薪ストーブ用の煙突を取り付け(これの雨仕舞いがちょっと厄介)屋根は完成。

張り終えたかね勾配屋根には足場なしでは上がれない、今年の作業はここまで。


2010年5月

長い冬が終わり、作業再開。

間柱、筋交いを入れていく。


2010年6月

窓サッシを取り付け、防水透過シートを下から張り上げていく。


2010年7月

壁は北海道産杉板、縦張り。


2010年9月

西側。


2010年10月

東側のテラス。


2010年10月

2階の床板張り、道南杉、無垢板、厚さ30ミリ、もちろんさね加工も自前。

今年の作業はここまで。


2011年1月

1階部の各ドアー(杉材)を工房で製作中。


2011年5月

2階部分の床板をほぼ張り終えた。


2011年6月11日

一足早い先住者、シマエナガのひな。


2011年6月


2011年7月

キッチン周りの壁を張っていく(内部の壁は杉板、横張り)


2011年8月

1階、間仕切りの土台はスラブにレンガの立ち上げ。


2011年8月

1階の間仕切りができた。


2011年9月

外部の塗装にはOSMOウッドステインプロテクター オールナットを。


2011年10月

外部上下水道工事。


2012年3月

ニセコはドカ雪でもないが積雪2mは超えている。

(1階部分が完全に埋まってしまった)


2012年4月

まだ積雪のあるうちに外壁の塗装(OSMOウッドステインプロテクター オールナット)


2012年6月

2階になる玄関ポーチへの階段を取り付け(これはあくまで仮の階段)


2012年8月

基礎部分の石積み、1階部分の外部は落葉松、無塗装。


2012年8月

上下水道工事(これは設備屋さんに依頼)


2012年8月

チェーンブロックを使って薪ストーブを2階のリビングに上げる。

 

そして190Kgもある薪ストーブは定位置に。

そして玄関ポーチにかかっていた階段は3階ロフトの上がる階段に。


2012年9月

大まかな工事はほぼ完成したので、固定資産税の評価をしてもらった。

これをやらないことには3階の床板、その他の作業を進めていけないので、ちょっと早いようだが、一区切りをつけ無事評価が終わってやれやれ、来年からは固定資産税が!!

上から順に、

東面

西面

南面

北面

そして2階内部と3階ロフト。


2012年11月

薪ストーブの火入れ(ならし運転)


2013年3月

ニセコアンヌプリ山麓の積雪は2m50㎝くらい、春休みで帰省している怜が、除雪に来てくれた。


2013年6月

3階ロフトの床張り。


2013年7月

玄関ドアー(楢の無垢板、真鍮のアンティークドアーノブ)もちろん私の手作り。


2013年8月

3階の屋根裏部屋。


2013年9月

1階トイレの床コンクリート打ち。


2013年11月

風呂はユニットバスを設置。


2013年11月

玄関土間と玄関ポーチのテラコッタタイルが張り終わった。


2014年5月

仮の階段を撤去して、今度は本階段を取り付け(あまり変わらないけど!)


2014年5月

キッチンカウンターは家具屋なのでおてのもの。


2014年8月

これが3階ロフトに上がった暖気を換気扇とダクトで1階に送り循環させる装置。

私が考案した機構なので、その効果は実際に使ってみないと分かりません。


2015年6月

いよいよ引っ越しの日、6月から工房自宅はニセコに、荷物の整理はこれから。


 

 

作業はまだまだ続きます!!

 

木工房 WEST HORSE

048-1511 北海道虻田郡ニセコ町ニセコ430-29

TEL/FAX  0136-58-3660

E-mail   nishiuma@westhorse.biz

 

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